平成30年度 石川県郷友会の提言

平成30年の国防を考える                      広報担当理事   西沢 真一


新潮社発刊「新潮45」2月号に石原慎太郎「憲法改正なら全文を書き直せ」が掲載されています。

アメリカが日本を二度とアメリカに歯向かわないために作った憲法(昭和21年11月3日公布、昭和22年5月3日施行)を

いまだに愚直に持っていることに私は不条理を感じています。

アメリカより与えられた憲法を今も守っていることは当時のまま進歩してないことであり、安倍総理の言う憲法改正を

行うことで、文字通り真に独立した日本になると私は信じています。

約50年前の昭和45年11月25日石原慎太郎の盟友である作家三島由紀夫が市ヶ谷の東部方面総監部おいて

45歳で自決したことは衝撃な出来事で決して生涯忘れることのできないものです。

三島由紀夫は命にかえて「憲法改正」と「自衛隊は国軍となるべきだ」と訴えたがいまだにそれが実現していない。

当時の新聞

 

個人の意見として、以下のことを訴えたいと思います。

1. 先の太平洋戦争を見たとき、日本軍がアメリカ軍より欠けていたものの一つとして「兵士は消耗品」と言う考え方が戦い

の趨勢を決したといえます。

アメリカ軍のすごいのは「戦傷者の社会復帰を重視」していることです。傷病者にたいするケアが優れているため兵士は「国は

自分を見捨てない」いう思いが全員に行き渡っていることが有利な戦いに繋がったことの一因だと思います。

翻って軍事の素人として、現在の日本の国防を見るとき、「軍事研究」2015年10月号の記事にも出ていたがアメリカ軍では

当たり前の兵士所持の「個人携行救急品」(個人として持つ最低限の医療品)が現在自衛隊特に陸上自衛隊では下記表の1から3

の国内用に限定されており、国外用の4から8を標準装備とすることを筆者の軍事ジャーナリスト「清谷信一」氏が訴えています。



陸上自衛隊個人携行救急品内容品一覧(「軍事研究」2015年10月号より)
 

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